映画『ベースメント』をJKビジネスと照らし合わせた感想




1月8日12時~。映画『ベースメント』の先行上映会&トークショーに行ってきました。場所は職安通りドンキ近くにあるネイキッドロフト (NAKED LOFT)

この映画『ベースメント』は、薬物、JKビジネス、詐欺などディープな裏社会をテーマにしています。主人公のルポライターが右往左往する取材の過程で、1つ1つのエピソードが次々に流れていき、話がどこかに落ち着くわけでもありません。その支離滅裂さ曖昧さが、JKビジネスというグレーゾーンで生きる私たちにとってリアリティがあり快感でした。仮面女子の窪田美沙さんが家出JCせらちゃん役、アイドル諜報機関LEVEL7の璃乃さんが17才JKリフレ嬢ここあちゃん役で登場。

監督の井川楊枝さんは、書籍『モザイクの向こう側』『女子高生ビジネスの内幕』など、著書多数あるルポライターです。

ネイキッドロフト (NAKED LOFT)の様子はこんな感じ。

ネタバレになってしまうので映画の感想は避けますが、印象に残った場面を一部抜粋します。

・元ヤクザがJCを働かせるときに「NPO的な仕事」と説明
後のトークショーでも議題になっていましたが、女の子は仕事内容がよく分からないまま仕事をさせられる事があります。リフレもその1つ。リフレのことを「可愛い制服を着てマッサージする仕事」と勘違いして体験入店に来る子も居ます。AVや着エロの撮影でも、現場に着いてから事前に聞いていた話とは全く違う事があるそう。そんな撮影をやりたくなくても、監督・スタッフ・カメラマン・男優など大勢の大人が準備万端で待っていて、断れない雰囲気、やらなきゃいけない雰囲気、になっているとやるしかないのだとか。リフレの裏オプも、女の子がやりたくなくてもやらなきゃいけない雰囲気にお客さんや店長がさせています。

・リフレ嬢は役者
人気リフレ嬢ここあちゃんをリフレ店の個室で取材するシーンがあります。取材中のここあちゃんは優等生リフレ嬢(?)な受け答えをしていましたが、客の前では全くの別人。喋り方も妖艶な雰囲気も裏オプするリフレ嬢らしさが全面に出ており、お金を渡して本番行為をしようとするシーンの「脱がないの?」と客を諭すここあちゃんがリアル。現代の女子高生は6個以上の以上の顔を使い分けているという調査がありましたが、リフレ嬢は一体いくつの顔があるのでしょうか。

予断ですが、映画の中で客が「クソビッチリフレ嬢のここあが!」と嘆く台詞があります。リフレ関係者席からドッと笑いが起きました。痛快だったのでしょう。

・大手マスコミによる情報操作
情報操作とは与える情報(証言、記事、写真、映像)を制限したり、虚偽または虚偽にならない範囲で改変することによって、その情報を受け取った者が受ける印象や判断結果に影響を与えようとする行為です。映画のワンシーンで騒音オバサンをモデルにしたような人物が登場します。私たちがワイドショーで見ていた騒音オバサンの映像は、被害者夫婦から提供されたビデオテープで、そのビデオには騒音おばさんと被害者夫婦の罵り合う様子などが収録されていましたが、なぜか放送に際して被害者夫婦の音声はカットされ、流れたのは騒音おばさんの怒鳴り声のみ。私たちが植え付けられた騒音おばさんへの印象も、情報操作だったのではないかと疑ってしまいます。



まとめ

一般社会からはじき出された人にスポットライトを当てるのがルポライターです。ルポライターが雑誌に投稿する記事や出版する書籍も面白いけど、その取材での裏話はもっと面白いです。そんな面白い裏話を現役アイドルたちが演じるのが『ベースメント』の肝。非常に興味深い作品でした。

映画でJC役を演じた窪田さんは22歳ですが、作中ではJCにしか見えません。それはJCに見た目を近づけたからだけでなく、喋り方や動きなど全てをJCらしくしたからでしょう。監督の井川さん曰く、窪田さんは「感が良かった。普段は22歳OLのようだったけど、現場に入ると完全に中学生のスイッチが入る」そうです。

「リフレ嬢は役者であるべき」という話もトークショーでありました。もう**歳だしリフレは卒業しないと・・・というのは甘えなのかもしれないと考えさせられます。JKを演じられるなら、JKを演じられるまでリフレで働けます。

「ルポライターの仕事は、一歩間違うとすぐに捕まってしまう(=当事者になってしまう)」と、井川さんは言います。当事者になってしまうと、客観的なルポが書けません。井川さんの著書『女子高生ビジネスの内幕』を読むと、自分の立場を客観的に判断しながら、常にグレーゾーンの中で立ち回るよう注意を払っていることが伝わってきます。

JKビジネスは、どこの誰を軸にするかで、見えるものが大きく違ってきてしまいます。曖昧でいい加減なビジネスだから、何を軸に置いてJKビジネスに関わっているかは人それぞれです。何かするたびに「お前は誰の味方なんだ」と責められかねない狭く陰湿なこの業界ですから、どこにも所属しないグレーな陣地をとり、見てきたものを色づけずに発信する立場が理想なのでしょう。

「ルポタージュは客観性が大切」と、話す井川さん。ある一方に偏り過ぎたら別の方向にグッと引き返したり、方向転換したりする。そんな井川さんのような姿勢が、今のJKビジネスにも求められています。

参考ブログ:『わたしとたのしいくらし』




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