
私たちは日常会話で「リフレ嬢」なんて言葉を使わない
家族の前、友人の前で「リフレ嬢」と口に出したことは1度もない
リフレ嬢という単語は私たちリフレ業界に関わる人間のみが使う単語であり、キャバ嬢、風俗嬢のように世間に記号化され難い
リフレという仕事自体が曖昧でイメージし難いものなので、それに携わるリフレ嬢も記号化され難いのも当然
リフレ嬢10人に「リフレとは何か」と問えば10人それぞれ別の答えが返ってくるだろう
そしてリフレ嬢というボヤッとした記号に対して、どうしようもない魅力を感じる者が居る
それがリフレ客
彼らは、リフレで働く特定の女の子が好きというわけでなく「リフレ嬢」という単語に興奮してしまう
「JK」という単語に興奮するように
リフレ客がリフレ嬢という記号を使う時、そこには憧れと願望を含んだ強固な前提がある
すなわち「可愛く」「清らかで」「はかなげで」「脆く」「夢見がちで」「不思議で」「ちょっとH」
リフレ客が好きなリフレ嬢には、大きく分けて2タイプある(見た目が可愛いこと前提)
1つは「葛藤に悩み」「少し不幸そうにも見える時があるが」「健気」「放っておけない」
CamRevoのあやかさんがこのタイプ
もう1つは「天使のように無垢」「ちょいダサ」「普通っぽい女の子」
エステパラダイスのえれなさんがこのタイプ
前者のようなタイプは、リフレ客に「俺がついてあげていないと」「俺が手をさしのべてやらなきゃ」という使命感を抱かせる。
このタイプが
「母子家庭で母が病気がちで、保育士になりたいけど家庭に余裕がないから、リフレで働いてます。お金のためなら多少は裏も大丈夫です」
なんて言うと、大抵のリフレ客は涎をたらさんばかりにコーフンしてしまう
なぜか
それは自らの実存に自尊心を保てないリフレ客たちが、唯一、同情し、コントロールできる存在に思えるからだ
リフレ客の性欲は、征服欲がかなり大きな要素をしめる
だから、自分より金持ちだったり、経験豊富だったり、リア充だったり、タフで強くて根性があると、性欲は喚起されにくい
「メンヘラ気味の美少女」はリフレ客の絶妙なツボにはまる
一方、えれなちゃんのような「無垢でちょいダサで正しくて非性的」なタイプは、エッチ妄想の入った擬似父性愛が芽生える
幼児性を残しているので、こちらのコントロールは容易だと思える
娘のように可愛がり、パパのように甘えてもらいたい
知らないことを教えて、感心してもらいたい
この後者タイプの原イメージは、戦前の日本から継承された「清く正しく美しい」少女の延長線上にある
つまり少女を「未来の大切な母体」と考え、子どもを立派に育てる母親になるために、性体験や悪の誘いから徹底的に遠ざけるべし、という道徳的な理想像だった
リフレ客の中には、ガチ恋しているリフレ嬢が他の客に裏オプしていたり、彼氏が居たり、店長とエッチしていたら逆上する者も居る
「自分の娘のような存在が、そのような事をしているのは許せない」と
というのも、彼らは「清く正しく美しい」少女幻想を具現化すべきである、と信じ込んでいるからだ
裏オプだけを求めてリフレに来る客も、相手に対してこの幻想を本心では求めている場合が多い
彼らは「リフレ嬢とは(裏オプだけの)割り切った関係」と言いつつも、お互いを理解し合える良きパートナーを探し求めている
リフレ嬢から聞いた例でも
「私が真面目で裏オプしてなそうなタイプに見えるから気に入ったって言ってた」
「自分以外の客とは、一切裏オプしてないと信じてる」
「私たちが純粋で、自分と話すのが楽しいと思い込んでいる」
「本気で処女だと信じてる」
という声が
自分の娘に望む少女幻想を、裏オプする相手にも望むというのも、かなり近親相姦的でおぞましい
が、リフレ客を癒すのは、こういう幻の少女たちだけなのだ
たとえ一時でも、嘘でも「俺の存在を受け入れてもらえた」という感覚を味わいたい
リフレ客はリフレ嬢という曖昧な記号に対して、それぞれ自分の幻想を求めている
リフレ嬢は幻想であり、存在しない
それでもその幻にすがり、崇め、実態とはかけ離れた偶像を愛し続ける
夢を見続けられることが、彼らにとっての幸せ
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2016年 8月 06日トラックバック:JKビジネス考察ページリンク | 合法JKナビ
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